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うみをあるくえかきびと

小さな振り返りノートの積み重ねから気づいた大きなスケッチブック。今のところの考えをつれづれなるままに。

退院。

芝公園の桜はきれいでした。

春休みの間、ずっーと病院のベットの上で生活しました。
病気は気が付いたのは去年ですが、たぶんずっーと前からそうだったのでしょう。
もう高校生の時ぐらいからなので、
気が付いたら、けっこう大変な事になってました。
「よかったよー、もう少し遅かったらまずかったね」
お医者さんから言われた言葉です。
たぶん夏休みに入ってからだったら、顔の神経は麻痺してしまっていたのだと思うと

いろいろお断りしてしまったけど、自分のためによかったのだと思います。

手術してから、4日で退院って早いです。
まだ耳には綿が入ってるし、抜糸だってしてません。
でも、体はけっこう元気なので。時々傷が痛いですけど。

病院から外に出てきてわかったことがあります。
それは「街は音に溢れているということ」
病院の中では普通に会話しているつもりでした。
出てきていろいろな音があり、
「自分は聞こえない」
ってことに気が付きました。綿が入っているので当然なんですか、病院の中はいかに静かだったか。
知りました。
これは退院の嬉しさよりも少しだけショックでした。

耳には綿が入っている人はめずらしいので、ちらっと見られます。
電車内ではアトピーの人もいました。
周りの方は「なんでこの人は?」みたいな目で見るんですけど。
でも、思います。
骨折したらギブスをはめる。
傷ができたら、絆創膏を貼る。
なんで耳だけ変なのですか?と。
「人を外見で判断する」「人の外見のことを言う」のはおかしいなと。
堂々と生活してやろうと思います。
子どもたちにも同じように伝えてあげようと思います。
「堂々と生きろ」と。

でも、こんな姿だから勇気を与えることもできます。
病院内で処置が怖くて泣いていた女の子
包帯ぐるぐる巻きの僕を見て、
「お兄ちゃんも?」
と泣き止んでました。
「しかも4回目だ。」
同じ境遇の人を見て、力になるならそれでいいのかなと。
他の人と同じように生活することは力になります。

怖くないかって言ったらウソになるし、
なんで僕だけこんなに何回も病気になるんだろうって思うって涙が出るときもあります。大きい病気じゃないから、調子にのるなと言われればそうですが。
正直な話、健康ってうらやましいです。
みんなと同じことがしたいんですもの。

全員ハンディキャップをオープンにして、さりげない優しさで包まれる
みんな笑って話し合えるような。
そんな場があればいいなと思います。
でも、人と違うよって話すのって恥ずかしいんです。
でも、堂々としようと思います。たとえ、もう左耳の聴力がそれほど回復しなくても。

これがぼくの気持ち。
でも、普通の生活に戻ったら忘れてしまうので。
今の気持ちは大切に残しておけるように、書いておこうと思います。