「跳ばせない」価値
今日は長縄集会。
「僕は縄を回す気はないから、自分たちでやってね。」と始めた長縄。
「目標は?」と
とりあえず決めた100回を目指して取り組んできました。
何回も何回もグループで練習して、
「ここで跳んだらいいよ」
「もっと縄に近づいてから、スタート」
「まっすぐに抜けよう」
「先生、苦手な子が今日は跳べました」
「できるようになった!」
最初は僕が回していた縄を、数ヶ月の間に手放し、
「縄をもつということはしっかりと、相手のことを考えて回せるということ」
縄をもつことも全員が体験して、
最初は25回しか跳べませんでした。
それが37回、42回・・・
隣のクラスを見て、焦った時も
「だいじょうぶ、きみたちは自分たちでやってる。自分たちでやることに価値がある」と。
今日も2時間目にはやっても53回。でも、これが最高記録更新。
「目標、大きく書きすぎたね。」
「そうだよー」
「ごめんねー。じゃあ、何回を目標にする?」
「60回を本番では出そう!」
迎えた本番の3分間では、
69回を跳びました。
この69回を最大限に喜びました。
隣のクラスは163回跳んでます。
でもいいんです。先生が背中を押して、回して「跳ばさせた」回数では味わえない
回数よりも価値のある時間を過ごしたから。子どもたちもそのことをなんとなく実感しているみたいで。
「この過程には価値がある」
「長縄であなたたちは優しくなった」
「自分たちでやったことに意味はあるでしょ」
僕が伝えた言葉。
明日はゆっくりとこの時間を振り返ろうと思います。
またビーイングを取り出して。