しんかいのデザインノート

小さな振り返りノートの積み重ねから気づいた大きなスケッチブック。今のところの考えをつれづれなるままに。

歯医者さんでもリフレクションすることはできる。

振り返りはできるようになるといろんなことが学びになります。

例えば、今日歯医者に行きました。

言っておきますが、僕は歯医者さんは大嫌いです(笑)

あの削るのが痛いからです。

僕はずっと「次は何があるのか、嫌だなー」と思いながらそわそわしてるわけです。

不安いっぱいなので、ちょっとでも次起こることを知っておくと心に覚悟ができます。

時間も30分しかないので、歯医者さんも急いでるわけで。

「次何するんですか?」って聞いてみたら

「今は答えられません」と。

もう、イラッとしてしまいます(笑)

 

ま、我慢して過ごすんですけど。。。

 

ふと、思うわけです。

「なんでイラッとしたんだろう?」

それは先が見えない不安からなのかなと思います。

でも、先が見えてしまうと嫌なこともあります。

楽しいことをしているときは、「次はこれやるよ」って言われると

「まだやってたいのに」って思うことも。

 

つまり、嫌なことは先が見えているとちょっと覚悟ができる。

好きなことは先が見えていると少し残念な気持ちになる。いや、好きなことでも時間があると自制できるかもしれません。

ここまでにしようってまたやればいいやって

でも、またやる時間は大切ですね。

そんなことはあるんだろうなと。

 

これってきっとお勉強とかもそうなんだろうなと思います。

算数が嫌いな人にとっては、先が見えていた方がいい。

好きな人にとっては、見えていなくても没頭できる時間がほしい。

 

僕はお勉強もなるべく、「好き」という気持ちになってほしいなと思うので、

先を見せて覚悟をつけるとか終わりが見えることをあまりしたくないなと思います。

じゃあ、どうやったら好きになれるのか?ここがとっても大切なんだろうなと思います。

 

脱線しました(笑)

ここまでは振り返りと本質的なポイントを探る時間。

まだ解決策は出ていませんね(笑)

歯医者さんに次は最初に全部やること聞いてみようかな・・

でも、これが最適解だとは思わないし。

毎日、解決策まで出るものではないので、この問いを持ち続けることが大切なのかなと思います。

 

自分の好き嫌いを見つめること

 

解決するためのおおきな問いを持ち続けること

 

そうやって理想へと近づいてくんだろうと。

現実はこうだったと思いながら、日々埋める作業です。

「こうだっ」と思っても、失敗することもあります。

僕の中の正解を探るのです。自分にあった言葉てして。

これを我慢するのではなく、無理なくできる方法として。

学びとは自分に合う言葉探しかなと思います。

 

と、今のところの「振り返り論」ではありますが。

議論の可視化にできること

これは7月30日に行ってきたもの

そうそうたるグラフィックファシリテーターの方々が集まる場

何を書くのか

もう一回振り返っています。

 

【僕の心に残ったキーワード】

「その場にある感情・雰囲気」「本当の問題」を見せること

他責から自責へ

書いていいかそうではないかの確認

書いてしまったものには「私にはこう見えた」とフィードバックすること

その場が用意されている意図

話の上手い人だけではない、全員が参加できるように絵があること

グラフィックレコーディングの生かし方

あなたがいいたいことはこういうこと?

 

見ただけだとなんのこっちゃわかりませんね。でも僕にとってはとても大切なこと。

とてもいい時間でした。

全国算数授業研究大会

今度は算数へも行ってきました。よほどの暇人かと思われそうですが。。。

でも僕にとってはとても大切な場所です。

僕の心をひかれている実践とは違うものを見る「異質」から学ぶことはとても意味があると思います。

その中でその先生がどういう意図をもってやっているのか

ここがとっても大切なだと思います。

僕たちとやり方が違っても、きっと思いをもってやっていることは同じで

それを否定することなく、そこには「こういう意図もあるんだね」と見れること。これって大切だなと思います。

 

で、僕が見ていたのはもちろん教材のこと

教科書をスムーズに使うってことをしない算数が多いですが、単元全体を見てどういう力をつけていきたいのか

教科書を使うとどうなるのかってことは考えながら

そういった意味で僕はうまく教科書をプログラムデザインできるようになりたいなと思っています。

 

「何を知りたい?」という問いにも子どもたちが主体的にしたいという意図、授業をともに作るということが出てきているし

「ちょっと確認して」とどういうときにペアトークを入れているのか(これは確認が多いですね)

「どんなことでなやんでるの?」という問いにも困っている子、学習がうまく進んでいない子に寄り添おうという気持ちが見られるなと

『「僕はきっちりとやっている子」「言われたことを頑張っている子」に寄り添う』とおっしゃるその言葉も。

「この子の言いたいことわかる?」「どういう気持ちかわかる?」これは学ぶってことがどういうことなのかを示してくれている言葉でした。見えないものをみえるようにする。それは学習内容も友達の心も同じだなと。

 

総括してなんとなくなのですが

学習というのは「知らない言葉」について知り、それを使っていくことなんだと

そうすることでその中でのコミュニティの中での共通の言語にしていくことなんだと思います。

 

また、お互いに見えていないことを話すには感情だったり、言葉だったり、そこにずれが生じることが

それを僕たちは可視化ということを通して翻訳していくこと大切なんだろうと考えています。

 

最後に「困っている子に寄り添う」この気持ちは変わらないなと。どこでリカバリーしようとしているかによるけれども、

その時間内に救ってあげようとするのか、長い時間を通して救ってあげようとするのか、自分の力でできるようにしようとしているのはどちらも同じ。

そういった意味で見る視点はこういうところなんだと。

ファシリテーターも同じですね。表情とかを観察してそっと寄り添ったりする。

 

今の僕の見えていること。残しておこう。

夏休みの読書

夏休みは読書をけっこうします。いつもと同じ時間に起きて、朝カフェに入り読書する。これが日課です。

 読んだ本をずらずらっと。

 

 

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 ネガティブな本もそういう感情に寄り添うためには必要かなと。

こういう本も大切にしてあえて選書します。

僕のクラスで問題が起こっているわけではないですが、

そういうことにも常に敏感でいたいなと思うわけです。

 

そして、読んだ本は必ずノートにメモをします。これはこれまで8年間ぐらい読んできて、ビジネス書は必ず。

再読するときにはノートから見直していきます。

 

たぶん、こんなことしているひまな人はいないですね(笑)

全国国語授業研究大会に行ってきました。

2日間、夏の国語に来るのははじめて。
みんなで学習材を検討して、難しかったけどおもしろかったなー。

「もうすぐ雨に」があんなに盛り上がる教材だとは。物語の伏線って気づくとおもしろいものです。
アクティブラーニングも追い求めていくのもいいけど、今こんなに頑張っている「単元を貫く言語活動」(もうあんまり言われなくなってしまった言葉らしいけど)がどうなってしまうのかも気になってて。
「おまえ、うまそうだな」の授業はこれまでとこれからのつながりを見せてくれたんだなーと思います。

僕の授業にたりない「国語の言葉」がなんなのか、どうしていけばいいのかもなんとなく見えたし。
こういう形にこれからはなっていくんだろうなと。

あまんきみこさんの「ちいちゃんのかげおくり」の朗読は涙が出ました。

最後までいたかったけど、歯医者さんに行かねばならなくて断念。
ワークショップは出られなかったので、本を買ってきました。

どうでもいいけど、歯医者は嫌いです(笑)

ヒドゥンカリキュラム~目に見えない文化をどう伝えるか~

ものや人がガラッと変わることはよくあります。

 

そのときによく思うのは、文化をどのように継承してくのかということです。

教員の世界も団塊の世代が退職時期を迎え、大量採用時代と言われています。

若い人たちもたくさん入ってきました。

「新しいことにチャレンジできる」「目の上のたんこぶみたいな大人がいない」からいいじゃないかと思われるかもしれません。

でも、実際の現場はそうではないなと思います。そんなモチベーションを持って入ってきている人も、教育現場では初任者とベテランは同じ土俵です。

だから、失敗したらいけないんです。特に1年目は職業がかかっているんですから。

となると困ったときに助けてくれる人がいるかといえば、周りも若い人たちなのでそんな余裕はありません。

 

そうなってくると、これまでにあった文化が伝わらずに崩れてきてしまうのです。

例えば「教室移動のときにはきれいに片づけてから特別教室へ移動する」

ヒドゥンカリキュラムというものが伝わらずに流れてしまうのです。

僕だってまだまだ経験年数が浅いですが

「体育のときはストレッチパンツではなくてジャージで指導するように」なんてことを伝えなくてはならなくなってしまうのです。

明文化されていない文化を伝えていくときに

やはりベテランの方の力は尊いものだなと思います。

 

近い年齢の人に言われても「え、何でですか?」っと反論されてしまったり

流されてしまうことがよくあります。

伝え方ももちろん考える必要があるとは思いますが、

立場とか年の功ってあるんだろうなと思います。

 

そんなことを考え、僕は若手育成をどうするのか。

アサーション」という言葉とともに考えていきたいと思います。

夏休みのぶらぶら「東芝未来科学館」より

今日は東芝未来科学館へ行ってきました。

東芝の作る未来ってどんなものなのだろうとお休みを利用して。ラゾーナのすぐ近くなので簡単に行けます。

夏休みなので、子どもがたくさん。自由研究に使えるってのもあるのかもしれないですがすごいです。

 

IT化されることにより「よりスマートに」

目指すところはそこなんですが、最近では忘れてはいけないこともあるなと思います。

これは前に「地図から学ぶインフォグラフィックス」を学びに行ったときに聞いた話ですが、

昔はお風呂を沸かすのにも火の番をしなければならなかったり、人数が必要だったんですよね。他にもやらなければならないこともあったから、分業というシステムが上手に機能していて。

今ももちろん分業はされていますが、蛇口をひねればお湯が出てくるので、「火の番」という仕事はなくなってしましました。おそらくこれから時代が進めば「火の番」というのも記憶からなくなってしまうんだろうと思います。

IT化は人数も少なくしました。電子レンジでチンしている間に、フライパンで調理するように

一人の人が2つ・3つの仕事をすることを可能にしたからです。時間も人数も減らすことに成功した

そして今度は新しい競争が生まれます。

それまでは「1つのことを時間を短くする」ことが正解だったのですが

IT化により「同じ時間の中でいくつの仕事ができるか」という競争が生まれるのです。

この話は僕の心の中でけっこう響いています。

 

こんな時代の中にあって「忘れてはいけないことを忘れてはいないか」「これからの未来、いくつのものが消え、新しいものが生まれていくのか」

少しずつ考えるきっかけになるものだなと思います。